運用会社別純資産総額推移（2015年7月）

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投資信託協会が発表した2015年7月の投資信託概況によると、2015年7月の投資信託の設定額は9兆8,198億円、解約額は8兆8,744億円、償還額が295億円で、差引き9,158億円の資金純増となりました。また、純資産総額は前月末に比べ5,940億円増加（うち、運用等減3,218億円）し、月末には101兆4,569億円となりました。

資金増加額（設定額から解約額と償還額を足した額を差し引いた額）を見ると、最も大きかったのは野村アセットマネジメントで、増加額は2,706億円でした。次いで日興アセットマネジメントの1,584億円、ニッセイ・アセット・マネジメントの940.7億円の順でした。

一方、資金減少額が最も大きかったのは先月と同じくJPモルガン・アセット・マネジメントで、減少額は321億円でした。次いで、ブラックロック・ジャパンの－307億円、ドイチェ・アセット・マネジメントの－116億円と続きました。

次に、運用による資産増減を見ると、運用により資産が増加したのは76社中32社で、33社では運用がマイナスとなりました。なお、ちばぎんアセットマネジメントは7月に運用が開始されたため前月比の増減データはありません。最も運用による資産増加が大きかったのはフィデリティ投信で、増加額は362億円でした。次いで新光投信の182億円、日興アセットマネジメントの138億円と続きました。

一方、運用による資産減少が最も大きかったのは、大和住銀投信投資顧問で、減少額は720億円でした。次に運用による資産減少額が大きかったのはピクテの－612億円、岡三の－450億円と続きました。

運用会社別に純資産総額の増加率を見ると、最も増加率が大きかったのは、スパークスで、純資産総額は前月比約68％増加して475億円となりました。約200億円の新規設定が大きく寄与しています。次いで、増加率が大きかったのはアライアンス＋20％、レオス+17％の順でした。外資系のアライアンスを除くと、いわゆる国内独立系の運用会社の伸び率が顕著でした。

一方で、純資産総額の減少率が最も大きかったのは、アストマックス投信投資顧問で、純資産総額は前月比11％減少し401億円になりました。次いで、減少率が大きかったのはブラックロック・ジャパンで約5.8％減少しました。

次いで純資産総額の増減額を見ると、2015年7月末時点で前月に比べて純資産総額が最も増加したのは、野村アセットマネジメントで、増加額は約2,641億円でした。次いで、日興アセットマネジメントが1,722億円増加、ニッセイ・アセット・マネジメントが940億円増加でした。

一方、純資産総額が前月比で最も大きく減少したのはピクテで、減少額は約663億円でした。次いで、JPモルガントが－396億円、アムンディが－363億円でした。

なお、三菱UFJ投信と国際投信投資顧問は2015年7月1日に合併し、新社名は三菱UFJ国際投信株式会社となりました。7月のデータは合併後のデータを反映しています。

（運用会社名をクリックすると、会社ごとの純資産総額推移の月次グラフをご覧頂けます。）

（データ：投資信託協会、単位：百万円）