不動産投資信託の分配金利回りはどのくらいですか?


不動産投資信託の魅力

不動産投資信託の最大の魅力は安定して相対的に高い分配利回りを期待できることにあります。

不動産投資信託は、投資家から集めた資金を、住宅用不動産、オフィスビル、商業施設、物流施設、ホテル等の不動産に投資し、その賃料収入などから得られた利益を投資家に分配する仕組みの投資信託です。不動産投資信託は、利益の90%以上を分配することで法人税が免除されるため、利益のほとんどは分配金として投資家に分配されます。

 

不動産投資信託の分配金利回りの分布

では、実際に、東京証券取引所に上場している不動産投資信託(Jリート)の分配金利回りはどのくらいあるのでしょうか。

2016年3月現在、53本の不動産投資信託が東京証券取引所に上場しており、東京証券取引所月刊REIT(リート)レポート(2016年4月版)によると、Jリート全体の予想年間分配金利回りは3.25%(時価総額加重平均予想年間分配金利回り、立会内)でした。

分配金利回りの分布を見ると、次のグラフのように3%以上4%未満のファンドが最も多く、32本ありました。また、5%以上のファンドは1本、2%未満のファンドはありませんでした。

不動産投資信託の分配金利回り

 

 

不動産投資信託の分配金利回り

個別リートの2016年3月末現在の分配金利回りは次の表の通りです。リート名をクリックすると、各ファンドの分配金支払い履歴をご覧頂けます。

銘柄コード リート名 投資口価格(2016/3末現在) *分配金利回り
3459 サムティ・レジデンシャル投資法人 98,200 5.28%
3296 日本リート投資法人 295,100 4.86%
3451 トーセイ・リート投資法人 125,700 4.83%
3298 インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人 105,700 4.81%
3290 SIA不動産投資法人 444,500 4.77%
8979 スターツプロシード投資法人 176,200 4.57%
8982 トップリート投資法人 444,500 4.45%
3460 ジャパン・シニアリビング投資法人 162,100 4.33%
3308 日本ヘルスケア投資法人 198,800 4.26%
3278 ケネディクス・レジデンシャル投資法人 296,200 4.17%
8986 日本賃貸住宅投資法人 83,100 4.09%
3227 MCUBS MidCity投資法人 338,000 4.08%
3453 ケネディクス商業リート投資法人 272,900 4.07%
8975 いちごオフィスリート投資法人 86,900 3.96%
3282 コンフォリア・レジデンシャル投資法人 219,600 3.92%
8966 平和不動産リート投資法人 91,000 3.88%
8984 大和ハウス・レジデンシャル投資法人 234,800 3.83%
3455 ヘルスケア&メディカル投資法人 110,600 3.80%
3309 積水ハウス・リート投資法人 129,700 3.79%
8977 阪急リート投資法人 137,400 3.78%
3292 イオンリート投資法人 144,200 3.74%
8973 積水ハウス・SI レジデンシャル投資法人 115,700 3.66%
3249 産業ファンド投資法人 523,000 3.65%
8961 森トラスト総合リート投資法人 194,600 3.62%
3226 日本アコモデーションファンド投資法人 433,500 3.60%
3281 GLP投資法人 128,300 3.57%
8964 フロンティア不動産投資法人 541,000 3.55%
3263 大和ハウスリート投資法人 493,500 3.51%
8968 福岡リート投資法人 203,500 3.44%
8967 日本ロジスティクスファンド投資法人 235,100 3.43%
3466 ラサールロジポート投資法人 108,700 3.42%
8957 東急リアル・エステート投資法人 154,500 3.40%
8956 プレミア投資法人 139,100 3.35%
8985 ジャパン・ホテル・リート投資法人 99,100 3.35%
8960 ユナイテッド・アーバン投資法人 181,900 3.30%
3295 ヒューリックリート投資法人 183,000 3.30%
8954 オリックス不動産投資法人 174,500 3.27%
8972 ケネディクス・オフィス投資法人 646,000 3.25%
8987 ジャパンエクセレント投資法人 152,000 3.24%
3462 野村不動産マスターファンド投資法人 168,000 3.23%
3269 アドバンス・レジデンス投資法人 284,900 3.22%
3283 日本プロロジスリート投資法人 251,900 3.14%
8958 グローバル・ワン不動産投資法人 449,000 3.12%
8953 日本リテールファンド投資法人 270,200 3.11%
3234 森ヒルズリート投資法人 166,500 3.03%
3279 アクティビア・プロパティーズ投資法人 584,000 2.92%
3287 星野リゾート・リート投資法人 1,374,000 2.92%
8955 日本プライムリアルティ投資法人 458,500 2.89%
8976 大和証券オフィス投資法人 700,000 2.81%
8963 インヴィンシブル投資法人 84,400 2.79%
3463 いちごホテルリート投資法人 177,600 2.76%
8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 650,000 2.53%
8951 日本ビルファンド投資法人 667,000 2.48%

(データ出所:東京証券取引所月刊REIT(リート)レポート(2016年4月版))

*予想年間分配金(今期予想分配金を2倍、運用会社からの発表がない場合は、前期実績を2倍して算出した値)を基に算出されています。

 

不動産投資信託の投資尺度

分配金利回りは、不動産投資信託を選ぶ際に利用される重要な要素の一つですが、分配金額と投資口価格の動向により、毎年変化します。また、人気のあるファンドの投資口価格は高くなる傾向にあるため、分配金利回りは相対的に低くなる傾向があります。

不動産投資信託の投資尺度には、分配金利回りの他に、投資対象、投資地域、財務状況、一口当り純資産総額ローン・トゥ・バリュー・レシオ、稼働率、分配金支払い履歴、自己資本比率、FFO倍率、投資口価格推移、運用会社情報、スポンサー情報など、さまざまなものがあり、これらを総合的に検討することが大切です。